日本のお城が大好きだと叫びたい人の雑記

とにかくお城が好き!日本のお城のアレコレを好き勝手に書きます。※当ブログはアフィリエイト活動を行っています。

梅と日本100名城! 8つの城で春を愛でよう

さまざまな色の梅の花福岡城址)  by:photo-ac

もうすぐ春がやってきます。

お城といえば「桜」とすぐに連想されますよね。

桜の花は、日本のお城にとても良く似合います。

しかし、今回は日本100名城の城と梅の花の写真を選んでみました。

梅は、桜のような華やかさはありませし、城内にはそんなに多く植えられてはいません。

写真も桜に比べると寂しい感じがします。

しかし私は、可憐な梅の花もお城には似合っていると思っています。

今回は、梅とお城のコンビで紹介しますね。

梅と城8選①大阪府大阪城日本100名城第54番)

大阪城復興天守  by:photo-ac

大阪在住だからか「梅と城」というと、真っ先に思い浮かぶお城は大阪城です。

というわけで、今回の8選は、大阪城からスタートします!

豊臣秀吉大坂城は、大坂夏の陣で焼失しました。

徳川2代将軍の秀忠は秀吉大坂城の上に盛り土をし、新たな縄張りで石垣も築き直して築城します。

秀吉の大坂城を上回る徳川の大坂城が出来上がりました。

しかし、その大坂城天守も焼失。

近年秀吉時代の石垣が本丸の土中から発見され、もうすぐ一般公開される予定です(2023年2月現在)。

現在の3代目天守は、昭和6年(1931)に大阪人の寄付によって、秀吉大坂城天守の外観を真似て建てられた復興天守です。

鉄筋コンクリートでできていますよ。

でもなぜか、最上階以外は白漆喰総塗籠の徳川大坂城の姿をしています。

五重八階建て望楼型独立式天守です。

初めて大阪城に行った時、天守のなかにエレベーターが設置されていたのには驚きました。

2月中旬以降には、お城の周囲にある梅林に梅の花が咲き誇ります。

 

梅と城8選長崎県島原城(第91番) 

島原城復元天守   by:photo-ac

本丸に、飾り破風の全くない実にシンプルな天守が建っています。

元和4年(1618)に松倉重政が建造した島原城は、その築城にさいしての過酷な年貢取り立てなどが要因となって、天草・島原の乱が起こりました。

松倉氏は、その責任を取らされて断絶。

城は明治になって民間に払い下げとなり、天守など取り壊されてしまいました。

しかし、昭和39年(1964)に鉄筋コンクリートで復元されていますよ。

白漆喰総塗籠の五重五階建ての、典型的な層塔型独立式天守です。

紅梅が美しい姿を見せています。

 

梅と城8選③長崎県平戸城(第90番)

平戸城模擬天守   by:photo-ac

平戸城天守は、慶長18年(1613)に造られました。

しかし、徳川幕府へのおもんばかりからか、藩主の松浦鎮信(しげのぶ)自らが城を焼いたと伝わっています。

現在の天守は、昭和37年(1962)に再建されたもの。

本丸の二重櫓(沖見櫓)跡に鉄筋コンクリート造りで建造されました。

三重五階地下一階で白漆喰総塗籠の層塔型複合式模擬天守です。

天守からは、本土と平戸島を結ぶ赤い平戸大橋や平戸瀬戸、壱岐の島などを一望できます。

それは素晴らしい眺めですよ。

 

梅と城8選④和歌山県和歌山城(第62番)

和歌山城復元天守  by:photo-ac

壮大な城郭の和歌山城は、徳川家康の第10子・頼宜(よりのぶ)が、それまでの和歌山城を大改修・改築して築きました。

紀州徳川家のメンツにかけて建てられた、立派な城郭でした。

天守、小天守、乾櫓、二の門などを多聞櫓で結んだ連立式天守でしたが、第二次大戦の爆撃によって焼失しています。残念…。

現在の天守は、昭和33年(1958)に鉄筋コンクリートで再建した三重三階建て層塔型連立式復元天守です。

 

梅と城8選⑤滋賀県彦根城(第50番)

彦根城国宝天守     by:photo-ac

国宝に指定されている彦根城現存天守ですね。

三重三階建ての望楼型複合式天守です。

一重目の左右の切妻破風、二重目の真ん中に千鳥破風、その上に軒唐破風、最上階には火灯窓と高欄が設置されて、優美な姿を誇っています。

小振りながら安定感がある、文句のつけようのない天守です。

しかし、この国宝天守は、大津城天守の重数を減らしてのリサイクルだと伝わっていますよ。

驚きですよね。

 

梅と城8選⑥愛知県名古屋城(第44番)

名古屋城復元天守   by:photo-ac

旧国宝だった名古屋城天守は、第二次世界大戦空爆によって焼失しています。

現在の天守は鉄筋コンクリート造で再建、五重七階地下一階建ての層塔型連結式天守です。

昭和34年(1959)のことでした。

名古屋城天守は、現存天守で最大を誇る姫路城国宝天守の2倍以上の規模!

平成30年(2018)には、徳川家将軍上洛時に宿泊するための御殿、最も格調の高い「上洛殿」と「湯殿書院」が再建されました。

 

梅と城8選⑦長野県松本城(第29番)

松本城国宝天守  by:photo-ac

国宝の松本城です。

左から乾小天守天守、辰巳付櫓、月見櫓が見えていますね。

連結式と複合式が組み合わさった、五重六階建ての層塔型天守で迫力のある姿をしています。

黒く塗られた下見板張りとその上部の白漆喰が調和しており、とても美しい姿ですよね。

五重の現存天守は、真っ白な「白い城」の姫路城と真っ黒く見える「黒い城」の松本城だけです。

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梅と城8選⑧福島県会津若松城(第12番)

会津若松城復元天守   by:photo-ac

東北屈指の名城であり、堅城の会津若松城

天正18年(1590)に入封した蒲生氏郷が、92万石の大名に相応しい近世城郭に大改修しました。

のちに加藤氏が五重五階層塔型天守に改築、しかし幕末の戊辰戦争後に取り壊されてしまいます。

現在の天守は、昭和40年(1965)に鉄筋コンクリート造りで復元されたもの。

五重五階層塔型連結式天守で、一重目の切妻破風や三重目に設けられた千鳥破風付きの張出が特徴的です。

 

個人的好みで8名城を選びました。

皆さんは、どの梅と城が好きでしたか?

 

一雨ごとに春が近づきますね。

ぜひ旅をして、お城を見に行きましょう。

季節をじっくり味わってくださいね。

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【参考文献】

公益財団法人日本城郭協会監修『日本100名城公式ガイドブック』(学習研究社 2007年7月3日第1刷発行)他

 

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