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名城を探訪する旅その2です。
◎9名城と鉄道を楽しむ旅・4日間を計画するならby花ちゃんツアー
前回と同じく大阪出発プランです。
大阪から兵庫、岡山、鳥取、京都をまわる旅ですが、JRの各列車の乗り継ぎが大変悪い線がありますので、ダイヤの確認など充分計画を練ってから実行するしてくださいね。
また、駅から城址の近くまでバスで行く際は、バス便もよくありませんのでお気を付けください。
時間との相談で、タクシーを有効に利用することもおすすめします。
なお、個別のお城についての詳しい説明はここでは省略しておりますので、ご了承ください。
参考までに2020年5月現在の交通費も記載していきます。
では、参りましょう。
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1日目
・9:00 大阪駅発
↓ 新快速姫路行き 940円
・9:39 明石駅到着
明石城(1)は駅前です。
天守は残っておりませんが、駅のプラットフォームから立派な坤(ひつじさる)櫓(左)と巽(たつみ)櫓(右)が真正面に見えます。
明石城は西国大名に対する監視と備えとして、2代目将軍徳川秀忠によって築城が命じられた西国押さえの堅城です。
平成7年に阪神淡路大震災で被災しましたが、修繕工事が終わり、それに合わせて両櫓を結ぶ土塀も復元整備されました。
豪壮な天守台も見どころですが、城内は大変広いので時間を考えて探訪して下さい。
「日本さくら名所100選」にも選ばれている桜の名所です。
・11:53 明石駅発
↓ 新快速姫路行き 680円
・12:17 姫路駅着
駅には、真正面に姫路城を遠望するテラスが設置されておりますので、まずそこから姫路城(2)を鑑賞しましょう。
姫路城まで徒歩約20分です。
姫路城は言わずと知れた世界文化遺産であり、平山城で連立式天守です。
以下の姫路城の防衛機能を参考にして登城してください。
広くて時間がたっぷりかかります。
そして天守の最上階まで行って、駅まで戻ってきますと大変疲れます。体力のない方は、覚悟が必要です……。
・16:35 姫路駅発
・17:06 播州赤穂駅着
旅館に宿泊予約する時、駅に到着する時間を告げて迎えに来てもらいましょう。
赤穂温泉泊 瀬戸内海に沈んでゆく夕日を見ながら、これからの城巡りに思いを馳せ、新鮮な魚と美味しいお酒、温泉を楽しんで下さい。Yes!休日!
1日目交通費合計:2,210円
2日目
赤穂城へは旅館の車で送ってもらえます(多分)。
赤穂城(3)は軍学の粋を結集した独特の縄張りの城で、近年三の丸隅櫓や大手桝形や長屋門など復元整備が進んでいます。
探訪する度に新しい発見があります。
大石神社など観光名所もたあくさんありますよ。
赤穂城は平城(ひらしろ)で海城です。
城を出て、播州赤穂駅まで、一本道で約15分です。
・10:42 播州赤穂駅発
・12:01 岡山駅着
駅前から路面電車で「東山行き」に乗車し、約5分で「城下」下車。
徒歩約10分で岡山城(4)です。
空襲で焼失しましたが、昭和41年五重六階の鉄筋コンクリートで復元されました。
入口を兼ねた塩蔵と一体になった独立式天守で、底面不整形の大屋根の上に方形の二重の楼閣を載せた望楼型天守です。
外壁は黒塗り下見板張りで、烏城の名はここからきています。
本丸南西隅の二重二階建ての月見櫓は松本城のそれとともに極めて貴重な建物です。
また、時間があれば、旭川の対岸にある三大公園のひとつの後楽園も是非見学してみてくださいね。
・14:05 岡山駅発
↓ 普通津山行き 津山線完乗です。1,170円
・15:31 津山駅着
徒歩約15分で津山城址(5)です。
津山城は比高50mの鶴山(つやま)に、総石垣で、雛壇のように三段もしくは四段重ねに曲輪を築いた「一二三段(ひふみだん)」と呼ばれる縄張りの平山城(ひらやましろ)です。
天守台の石垣や櫓台が残っています。
高石垣郡の眺めは圧巻です。
平成17年に津山城築城400年を記念して備中櫓が指図(設計図)などを基に再建されております。
津山城も桜が美しい城としても有名です。
この後は、古い城下町津山で宿泊がおすすめですよ。
「日本さくら名所100選」にも選ばれています。
2日目交通費合計:2,160円
3日目
少し早い出発です。
↓ 因美線 智頭行き
・07:54 智頭駅着
・08:30 智頭駅発
・09:17 鳥取駅着
日交バス「砂丘・湖山方面行き」で約5分「西町」下車、徒歩約5分で鳥取城址(6)に到着。
まずは麓の城址(近世城郭の山下の丸)を見学し、標高263mの久松山(きゅうしょうざん)山頂の山上の丸(戦国時代の山城)に向かいます。
山上の丸までは徒歩約30分以上のしんどい登りですので覚悟してください。
鳥取城には建物などの遺構はありませんが、昭和50年に有志により再建された坂下御門や近年復元整備され、きれいに整えられた石垣が見どころです。
山頂まで探訪するなら約3時間、麓の見事な櫓台などの高石垣や仁風閣などを探訪するなら2時間位でしょうか。
↓
山陰線で浜坂に向かい、浜坂で乗り換えやがて餘部鉄橋からの絶景が楽しめます。
・14:20 竹田駅着
標高354m古城山(虎臥山とらふせやま)山頂に築かれた天空の城・竹田城址(7)へは、駅から駅裏登山道という約0.9mの登山道を登ること約40分です。
まさに戦国時代の山城!
全但バスが竹田駅を14:05発の「天空バス」を運行しているようです。
そのバスに乗れば、14:25竹田城跡下車、そこからは徒歩約15分で着けるようですが、このプランでは間に合いませんので、徒歩で登りましょう。
山頂には羽を広げたような形で曲輪が配置されています。
本丸から望む南千畳の石垣の姿は、かなり見ごたえありです!
本丸から南二の丸、南千畳と曲輪が続きますが、それぞれに桝形や喰違をもつ虎口があります。
竹田城の最高所に築かれた天守台の石垣は、大変立派なものですよ。
歩いて駅まで下山します。
降りる際は膝を痛めやすいので、気をつけて下さい。
もし時間があれば、駅裏の寺町と駅の正門前周辺を散策しましょう。
↓ 和田山行き
・16:51 和田山 着 約1時間15分待ち
・18:10 和田山 発
↓
・18:46 福知山 着
福知山で宿泊です。
3日目交通費合計:4,180円
4日目
駅から徒歩約15分で福知山城(8)に着きます。
福知山城はNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」に因んで、ぜひ登城しましょう。
福知山城は明智光秀が攻略して落城させた横山城を近世城郭へと大改修し、名前も福知山城と改めました。
天守は明治5年に取り壊されましたが、昭和61年古絵図とおりに再建された復元天守です。
三重四階の大天守に二重二階の小天守と続櫓を付属させた望楼型連結式天守で、現在は福知山市郷土資料館です。
天守台は、野面積みで、五輪塔などの転用石が多量に使われていますよ。
銅門(あかがね)続櫓は福知山城唯一の遺構櫓です。
・11:07 福知山駅発
↓ 篠山口行き 860円
・12:10 篠山口駅着
駅前から神姫バス「篠山営業所行き」に乗車、「二階町」下車 徒歩約10分で篠山城址(9)に着きます。
篠山城は天守などの遺構建物は残ってはいませんが、平成12年に学術調査を基にして大書院(おおしょいん)が再建されました。
もともと篠山城は慶長14年(1609)、徳川家康が大坂城の豊臣氏に備えて、大坂や京都から山陽や山陰へ通じる交通の要衝に天下普請により築城させたものです。
縄張は築城の名手・藤堂高虎が担当しました。
本丸と二の丸はすべて高石垣で囲まれ、その外側に三の丸と堀が巡り、3つの角馬出で虎口を固めていましたよ。
現在、全国的に大変珍しい南馬出と東馬出が遺構として残っています。
・17:08 篠山口駅発
↓ 丹波路快速大阪行き 1,170円
・18:17 大阪駅着
4日目運賃合計:2,030円
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はい、こんな感じです。
ちなみに、このプランではなく、竹田城址には別の日に全但バスで登城するプランとしも考えてみました。
3日目
前プランの続き
・11:09 鳥取駅発
↓ 浜坂、豊岡で乗り換え福知山行き 2,640円
・14:36 福知山
駅から徒歩約15分で福知山城
・15:58 福知山駅発
↓ 篠山口行き 860円
・17:06 篠山口着
篠山泊
4日目
篠山城址探訪、観光
・13:19 篠山口
↓ 区間快速大阪行き 1,170円
・14:36 大阪着
まだまだコロナ感染がまん延していて大変な状況は続いていますが、少し事態が落ち着いたら、ぜひ出かけてみてください。
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*本日のおすすめの本「江戸三〇〇年「普通の武士」はこう生きた」
お城について書いている好きな本、おすすめの本をたま~に1冊ずつ紹介していきます。
『江戸三〇〇年「普通の武士」はこう生きた』2011年 著:八幡和郎/臼井喜法 出版社:ワニ文庫
時代小説や大河ドラマでは語られない、何の変哲もない普通で平凡な武士の世界を紹介した本です。
ごく平凡な武士の懐事情や教育事情、人生処世術などが書かれ、飽きずに読めます。
旅のお供にどうぞ。
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