お城の紹介も100回に近づいてきましたが、その前に、今回は特別企画です。
日本の山城には「天空の城」と呼ばれるお城がいくつかあります。
ここで取り上げた城にはもちろん行ったことがあるのですが、一般的に「天空の城」と呼ばれる姿を、わたしは見たことがありません。
霧に包まれていたり、雲海に浮かんだ城の姿を見ることは、限られた場所(ほとんどはカメラマンしか行かないような場所と思われる)から、限られた時期の、限られた時間でしか無理なのですね。
まさに奇跡を待つような気持ちでいなければ、見ることのかなわない情景です。
今回は特別企画として、そんな奇跡のような情景を持つ五つの山城を紹介します。
いずれも、いつもこのブログでお世話になっている「photo-ac.com」にある写真から拝借しております。
感謝です。
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天空の城①竹田城(兵庫県)
「天空の城」と呼ばれる山城の代表は、なんと言っても竹田城でしょう。
山上に累々と残る石垣の立派さには驚きますね。
2002年9月19日に初登城しましたが、当時はまだブーム前で途中の土産物店などもなく、一人も会うこともなく下城しました。
現在は、一時ほど登城者は多くないようですが、ダントツの人気の「天空の城」です。
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天空の城②津和野城(鳥取県)
城下町津和野は、萩とともに山陰の小京都といわれる有名な観光地です。
城下町がよく保存されていて観光客が絶えることがありません。
城下町から見上げると、山上に石垣が見えますよ。
リフトで上がれるのですが登城する観光客はあまりなく、城址に行くのはよほどの城好きなマニアぐらいでしょう。
高石垣が良好な形で残っています。
「日本100名城」に選ばれている城址で、私は1999年7月11日に攻城しました。
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天空の城③備中松山城(岡山県)
海抜430mの臥牛山山頂に聳える、現存天守です。
現存天守のなかでは唯一の山城。
もちろん「日本100名城」に選ばれています。
二重二階の天守は現存天守のなかでは最小のものですが、日本一高い場所に建っていますよ。
途中の小さな駐車場までは車(シャトルバスもしくは期間限定の集合タクシー)で行けますが、そこから細い山道を約20分以上も登っていかないといけません。
1995年6月10日に初攻城しましたが、当時は本丸御門をはじめ平櫓、土塀などもまだ復元されていませんでした。
平成9年にそれらが復元されたので、1999年11月28日に再訪しました。
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天空の城④越前大野城(福井県)
城下町大野から、聳え立つような天守の姿を見ることができます。
織田信長の家臣金森長近が築いた山城です。
こちらは「続日本100名城」に選ばれています。
城下町はそれほど観光地化しておりませんが、大手前の町屋や商家の家並、武家屋敷街、寺町のたたずまいは江戸時代を思わせる雰囲気の町です。
1998年6月13日に初登城、2022年9月5日に再訪しました。
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天空の城⑤郡上八幡城(岐阜県)
木造で再建された日本最古の天守・郡上八幡城が、海抜350mの八幡山山頂に建っています。
司馬遼太郎が「街道をゆく」のなかで、「日本で一番美しい山城」と書いた城です。
城下町郡上八幡は、清流と名水の城下町。
日本三大盆踊りである「郡上おどり」でも有名ですね。
「続日本100名城」に選ばれています。
2000年4月29日に登城しました。
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天空の城⑥赤木城(三重県)
こちらは残念ながら「photo-ac」に写真がありませんでした。
そのため雲海に浮かぶ「天空の城」の姿を紹介できませんが、もうひとつ「天空の城」といわれている城址で、三重県の山城・赤木城があります。
赤木城は奥熊野で起きた「天正の北山一揆」の鎮圧の拠点として、当時紀州国主の豊臣秀長の家臣であった藤堂高虎が縄張りをした城として伝わっていますよ。
赤木城は、その役割が終わったあと廃城になったようです。
2015年のテレビ番組の城跡特集で取り上げられ、その後新聞に霧の立ち込める中に浮かぶような姿の赤木城跡の写真が掲載されました。
それをきっかけに一部の城跡マニアの間で、「天空の城」として有名になったということです。
私は未攻城でしたので知りませんでした。
「続日本100名城」に選ばれています。
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