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城と沖縄と酒だけでなく、実は鉄道も好きな花ちゃんです。
今回は週末の土曜日に東京を出発するプラン。
春の房総半島を巡りながら、3つの城と鉄道と花を楽しむ旅です。いえーい!
春の房総は花がいっぱいで、どこを見ても美しい光景です。
帰りは房総半島を二つの鉄道に乗って横断することにしました。
コロナ(のバカたれ)が収束した暁には、ぜひ旅に出てください。
鉄道の運行状況や運賃はご計画の前にご確認をお願いします。
ここでは2021年1月現在の時間・運賃です。
なお、個別のお城についての詳しい説明はここでは省略しておりますので、ご了承ください。
1日目(土曜日)
07:35 東京駅発
08:17 蘇我駅着
08:31 蘇我駅発
↓ 内房線君津行き
09:03 木更津駅着
09:16 木更津駅発
↓ 久留里線久留里行き
10:03 久留里駅着
久留里城まで徒歩で約40分です。
久留里(くるり)城:1998年3月7日登城
久留里城は、房総半島でも最も強大な勢力を誇った戦国大名・里見義堯(よしたか)の本拠があったところ。
天文10年(1541)の築城です。
その後城主は変わり、近世になって廃城。寛保2年(1742)に黒田直純(なおずみ)が上野沼田から上総に入って久留里城に本拠を置き、城の再建に着手します。
久留里城は明治5年に廃城されましたが、昭和54年(1979)に二重三階の望楼型独立式模擬天守(御三階櫓)が再建されました。
久留里駅まで徒歩約40分
12:55 久留里駅発 (→1,340円)
↓ 木更津行き
13:37 木更津駅着
14:18 木更津駅発
↓ 内房線館山行き
15:34 館山駅着
15:50 館山駅発 日東バス館山航空隊行き
約10分
城山公園前下車
館山(たてやま)城:1998年3月7日登城
館山城は里見義康によって天正18年(1590)に築城されました。
里見氏は南総最大の豪族でした。
しかしこの年、豊臣秀吉の小田原城攻めへの遅参を理由に、安房一国を残して上総の領地を没収されています。
それだけでなく、さらに後継者の忠義(ただよし)が慶長19年(1614)に起こった小田原城主・大久保忠隣(ただちか)の改易事件に連座して領地を没収、城も破却となりました。
忠義も伯耆(ほうき 鳥取県)に移され29歳で憤死。あらまあ!
このとき殉死した8人の家臣をモデルに滝沢馬琴が『南総里見八犬伝』を書いています。
昭和57年(1982)に館山市立博物館別館として、三重四階の望楼型複合式模擬天守が建造されました。
帰り
17:22 城山公園前バス停
約10分 で館山駅着
泊:館山 美味しい魚料理を楽しみましょう。
2日目(日曜日)
このプランでは、城と鉄道を楽しむ旅が中心ですが、春の房総半島はポピーやキンセンカ、ストックなどの春の花が咲きそろい、美しい海岸と里山を楽しめます。
せっかくですから少し早くホテルを出発して、半島の先端部をとおる房総フラワーラインを車でぐるっと回って、洲埼(すのさき)灯台や館山ファミリーパークの観光を楽しむプランを加えるのもありですね。
09:00 館山駅発(→大原まで1,170円)
09:43 安房鴨川駅着
09:47 安房鴨川駅発
↓外房線 千葉行き
10:31 大原駅着
10:42 大原駅発
↓いすみ鉄道上総中野行き 550円
↓ ※房総横断記念乗車券(大原駅→五井 乗り降り自由 1,730円)がお得
11:14 大多喜駅着
千葉県の県花の菜の花を愛でながら房総半島を横断しましょう。
駅から大多喜城までは徒歩で約20分です。
大多喜(おおたき)城(続日本100名城 第122番):1998年3月8日登城
北条氏滅亡後に関東に入った徳川家康の命で、10万石に封ぜられた本多忠勝(ただかつ)が館山城の里見氏を牽制するために築いたものです。
本多氏のあとは譜代の小大名の居城でしたが、天保13年(1842)に全焼。
完全な再建は行われないままに明治を迎えました。
昭和50年(1975)に、天保11年(1840)の絵図をもとに復興した三重三階の層塔型複合式模擬天守(千葉県立中央博物館大多喜城分館)が建っています。
具足や多様な遺品が展示されていますよ。
駅までの間に、渡辺家住宅など城下町の面影を残す建物が点在します。
城下町の雰囲気を味わいながら約20分ほど歩きましょう。
13:12 大多喜駅発
↓ いすみ鉄道上総中野山行き 410円
13:35 上総中野駅着
14:00 上総中野駅発
↓ 小湊鉄道 五井行き 1,440円
15:15 五井駅着
15:19 五井駅発
16:22 東京駅着
お疲れ様でした。
【私の房総半島城巡り】
私は、1998年3月7日から一泊二日で房総半島城巡りをしました。
7日に久留里城、館山城を攻城して、館山で一泊。
翌8日に大多喜城と千葉城(千葉市立郷土博物館で模擬天守というより天守風建築物)の4城を探訪して帰阪しました。
良い思い出です。
*こちらもどうぞ
【参考文献】
小和田哲男監修『ビジュアルワイド 日本の城』(小学館 2005年3月20日第1版第1刷発行)、日本城郭協会監修『続日本100名城公式ガイドブック』(学研プラス 2018年5月7日第6刷発行)他
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