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青春18きっぷを利用して、鉄道や城跡をめぐる旅をするのが好きです。
そんなわけで今回は、ちょっと趣向を変えてこんなものを考えてみました。
◎青春18きっぷで四国の100名城の9城を巡る旅5日間by花ちゃんツアー
参考までに料金も書いていきますね。
青春18きっぷの場合、交通費は5日分で12,050円です。
1日あたり2,410円ですね。
電車の通常料金もそれぞれ記載します(2020年現在のもの)。
では、早速参りましょう。
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四国には「日本100名城」のお城が9城もあります。
今はコロナで自由に探訪するのは難しいですが、落ち着いたら青春18きっぷで、9つのお城を探訪しませんか。
ただ、JRの各列車の乗り継ぎが大変悪いので、充分計画を練ってからお訪ねください。
これは2020年5月現在、大阪出発で、4日目の高知で有名な大手筋の日曜市とひろめ市場で藁焼きカツオのたたきを楽しむ4泊5日のプラン案です。
1日目(木)
・9:05 大阪駅発(通常料金:大阪→高松 4,720円)
新快速姫路行きに乗り、姫路、相生、岡山で乗り換えて、快速マリンライナーで
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・12:36 高松駅到着
駅で「連絡船うどん」を食べて、いざ高松城(1)へ。駅から徒歩3分です。
天守は残っておりませんが、立派な着見(月見)櫓と艮櫓が遺構として残っています。
高松城は平城で、海水を取り入れた幅の広い水堀が本丸や二の丸、三の丸を巡る水城(海城)。
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・14:13 高松駅発(通常料金:高松→丸亀 560円)
快速サンポート南風リレー号観音寺行き
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・14:37 丸亀駅着
駅から丸亀城(2)まで徒歩約10分で登り口、それから高石垣上にある現存天守(三重三階の層塔型)までは徒歩約10分です。
独立式天守で城の外側(北面)には初重目に下見板張、二重目に向唐破風、三重目の格子窓に飾られ、天守としての格式を高めています。
しかし、城内側(西面)は飾りが殆どない別の天守のようです。
弘前城と似ていますね。
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・16:38 丸亀駅発(通常料金:丸亀→今治 2,130円)
快速サンポート南風リレー号松山行き
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・19:33 今治駅着
1日目、JRの通常料金合計:7,410円→青春18きっぷで5,000円の得!
2日目(金)
今治城(3)は、駅からバスで10分、バス停から徒歩約3分です。
名築城家藤堂高虎が築城した今治城は輪郭式の縄張りに、高石垣を築き海水を取り入れた水城で、三大水城のひとつです。
しかし、天守は失われていたため、昭和55年市制60周年を記念して建造された現在の天守は、元の天守の姿とは異なった望楼型五重六階の模擬天守となっています。
・10:07 今治駅発(通常料金:今治→松山 970円)
普通列車松山行き
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・11:22 松山駅着
伊予鉄道道後温泉行きに乗り約10分で大街道。
そこから5分歩いて城山ロープウエイ乗り場。約2分で山頂駅。天守までは約10分。
層塔型三重三階と天守の他に小天守、2つの隅櫓の4つの建物が多門櫓と廊下などで結ばれた連立式天守です。
天守の構えとしては最も厳重で、姫路城や和歌山城と同じ形ですね。
大好きなお城で、これまで何回行ったことかわかりません。
麓の二の丸史跡庭園など、見どころが一杯です。
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大街道に戻り、道後温泉行きに乗車、数分で公園前。
すぐ前が湯築城址(5)ですが、遺構はほとんどありません。
しかし、城の縄張は今もほぼ完全な形で残っていますよ。
比高約30mの丘陵部を二重の堀と土塁で囲んでいたようです。
平成14年に湯築城資料館、復元武家屋敷2棟、土塁展示室ができました。
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・15:46 松山駅発(通常料金:松山→伊予大洲 970円)
普通八幡浜行きに乗車、伊予市で伊予大洲行きに乗り換えます。
もし、内子線経由ではなく「愛ある伊予灘線」で下灘駅(青春18きっぷのポスターや「男はつらいよ」などのロケ地で有名な駅)をみたいのであれば、伊予市で乗り換えずそのままで伊予大洲駅に17:37着です。
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・16:57 伊予大洲駅着、
大洲宿泊
2日目、JRの通常料金合計:1,940円→青春18きっぷで470円の損!(2日目は青春18きっぷを使わない方が得です)
3日目(土)
大洲城(6)は駅から徒歩約20分。
平成16年大洲市市制50周年記念に、古写真や天守雛型などを基に天守が再建され、もともと現存していた高欄櫓と台所櫓とが連結されました。
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・11:47 伊予大洲駅発(通常料金:伊予大洲→宇和島 970円)
普通宇和島行き
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・13:23 宇和島駅着
宇和島城(7)は、徒歩約15分で登城口、そこから天守まで約20分。
最初の築城は、これも藤堂高虎。
その後伊達家によって現在の天守が建造されました。
総塗籠式層塔型独立式天守で三重三階。
御殿の入口のような唐破風造の玄関、一重目に比翼千鳥破風、二重目に千鳥破風、三重目に軒唐破風と装飾性に富んだ美しい天守です。
昼食は有名な鯛飯を食べましょう。
お勧めは「大衆割烹ほずみ亭」。宇和島城から駅に戻る途中にあります。
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・15:20 宇和島駅発(通常料金:宇和島→高知 3,000円)
四万十川の清流を眺めながら、鉄道ホビートレイン号で予土線の旅を楽しみましょう。
一両の車両にはトイレがありませんので、トイレを済ましてから乗車しましょう。窪川で約50分の乗り継ぎ待ちをします。
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・20:47 高知着
高知宿泊。
夕食は路面電車堀詰駅前にある、高知市内では最も古いと言われる昔ながらの居酒屋「葉牡丹」で。
おすすめです!
あるいは、「ひろめ市場」でも地元の人と話しながらの夕食も楽しいですね。
是非鰹の塩たたきを食べてみてください。
そしてお酒は地酒「司牡丹」を!!
3日目、JRの通常料金合計:3,970円→青春18きっぷで1,560円の得!
4日目(日)
大手筋の高知名物日曜市を楽しみながら高知城(8)の追手門へ。
門前の桝形から重厚な追手門と天守を同時に見ることが出来ます。
二重目の入母屋屋根の上に二重の望楼を載せた四重六階建ての望楼型天守で、大型の千鳥破風や最上階の廻縁や高欄など古式ゆかしい天守です。
お城の探訪が終わったら、ひろめ市場で豪快な藁焼きカツオの塩タタキを召し上がってください。おいしいですよ。
・12:49 高知駅発(通常料金:高知→徳島 3,230円)
阿波池田行きに乗車、阿波池田駅で約1時間乗り継ぎ待ち。
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・18:50 徳島駅着
徳島宿泊。
4日目、JRの通常料金合計:3,230円→青春18きっぷで820円の得!
5日目(月)
徳島駅前にある徳島城(9)には残念ながら天守などの建物の遺構はありませんが、表御殿庭園が見どころです。
平成元年に大手門にあたる鷲の門が再建されました。
初代の天守は山頂に建てられましたが、取り壊されています。
その後本丸ではなく、一段下がった東二の丸に天守が再建されたらしいのですが、極めて珍しい例でしょう。
石垣しか残っておりませんが、最後の100名城を楽しんで下さい。
駅周辺で徳島ラーメンと生ビールで四国100名城制覇を一人心静かに祝いましょう。
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・13:05 徳島駅発(通常料金:徳島→大阪 5,980円)
高松行き普通に乗車、高松、岡山、姫路で乗り換え
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・19:13 大阪駅着
無事帰阪出来たことを感謝し、馴染みのお店で5日間を振り返りながら、しみじみお気に入りの酒を味わってください。
なお、四国には100名城以外に、模擬天守ですが、愛媛県に川之江城、高知県に中村城、徳島県に日和佐城、岡崎城、川島城があります。
5日目、JRの通常料金合計:5,980円→青春18きっぷで3,570円の得!
・5日間JR通常料金合計:22,530円 青春18きっぷ利用で10,480円のお得!
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*本日のおすすめの本「日本100名城公式ガイドブック」
お城について書いている好きな本、おすすめの本を1冊ずつ紹介していきます。
「日本100名城公式ガイドブック」2007年 監修:財団法人日本城郭協会 出版社:株式会社学習研究社
参考文献にもある本で、カラー写真が多く、説明も詳細。100名城の概略がよくわかるのでおすすめです。暇なときにパラパラめくるだけでも楽しいですよ。
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【参考文献】
財団法人日本城郭協会監修『日本100名城公式ガイドブック』(学習研究社 2007年7月3日第1刷発行)、『日本の城 名城探訪ガイド』(日本通信教育者)他
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