日本のお城が大好きだと叫びたい人の雑記

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気ままにぶらっと城跡へ㉙姫路城「トの櫓・との門」と搦手周辺特別公開へ行ってきた

トの櫓 入口

姫路城の「トの櫓・との一門」と搦手周辺が、9月中特別に公開されるという新聞記事を読んだので、9月24日(2024年)に行ってきました。 

久しぶりの姫路城探訪です。

このブログの編集・管理人から写真をしっかり撮ってくるように要請されましたが、いくつかの場所が工事中であったため、充分にその任を果たせませんでした。

残念。……ほんと残念(´;ω;`) 

 

姫路城天守

天守への観光客の進入路が、以前行ったときとは異なっていました。 

今回「トの櫓・との一門」と搦手周辺が特別公開されているためなのか、三国濠の左側を「いの門」への行く道と、南側を通って「るの門」へ行く通が封鎖されていました。

したがって、今回の目的のひとつである「るの門」(埋門)の写真が撮れませんでした。 

明治初期の姫路城俯瞰図(掲示板)

通常は、西の丸の多聞櫓を経由して長局や化粧櫓を見学していくのですが、今回はパスしました。 

「菱の門」から随所で写真を撮りながら、西の丸から「はの門」、「にの門」、「ほの門」へ。

すぐ後ろ側にある「水一門」に入り、「水二門」「水三門」「水四門」、天守へ入る「水五門」「水六門」の登城ルートで大天守に入りました。 

「水」の門を通るルートを行くと、門が小さなうえに次の門との間隔が短く、狭い道が段々下がり、これが本当に天守へ行く道なのかと疑いたくなります。

そういう疑問を敵に抱かせ、狭い空間のなかでウロウロする敵を閉じ込めて攻撃できるようになっています。 

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表門にふさわしい格式高い櫓門の「菱の門」

特別公開を知らせる立て看板

天守の見学を終えて、備前丸からいよいよ「井郭櫓」の受付にいき、「ちの門」から入り「トの櫓」の見学です。 

備前丸から備前門を抜け左に曲がると正面左に「ちの門」があります。 

残存例の少ない棟門です。

姫路城には三カ所ありますが、番所がついているのはここだけだそうです。 

姫路城入場券以外に観覧料200円を現場で支払います。 

右側が「井郭櫓」

「井郭櫓」の井戸には滑車が付けられています。 

世界遺産・国宝 姫路城 搦手周辺特別公開」パンフレット表紙

世界遺産・国宝 姫路城 搦手周辺特別公開」パンフレットより

「への門」

 

 

チケットとともに貰った「世界遺産・国宝 姫路城 搦手周辺 特別公開」のチラシには、「『搦手道』の4つの門と櫓が、天守への道を阻む」と書かれ、それぞれの門の特徴が説明されていました。 

城の正面である「大手」に対し、城の裏口は「搦手(からめて)」と言います。

天守の東側にある搦手の入口であった喜斎門から天守への道は、一番の近道です。 

以前は、この搦手道が天守への見学ルートだったとのことです。 

それはそれとして、大手から「ほの門」を通って「水一門」の方に行かず、天守台の北側をまっすぐ進んできた敵は「への門」にきます。

この門を抜けて天守へ行けるのか、不審に思うでしょう。 

また、搦手から攻めあがって来た敵は、「との一門」を抜けて広場に出ると「への門」に行くべきか、左の「ちの門」へ進むべきか迷います。

この小さな曲輪のなかで敵は集中攻撃を受けることになるわけですね。 

いよいよ特別公開の「トの櫓」です。 

菱型の形をした「トの櫓」の入口。「との一門」の2階へ続いています

「との一門」の2階の内部。

「トの櫓」は、当時は武器庫として使用されていたとのことです。 

画像のブレ、申し訳ないです

「との一の門」の内部

櫓門の「との一門」は、自然のままの状態の木材を使った素木造(しらきづくり)です。

門扉の上半分が格子、下半分が板張りの「透かし門」となっている唯一の事例ですよ。

姫路城の他の門と違って古いものです。 

池田輝政の築城時期より古い材料が使われていたことから、秀吉の時代のものと考えられています。 

また、伝承では秀吉が播磨を平定した時に廃城となった「置塩城(おじおじょう)」より移築したものともいわれていますね。 

「との一門」の二階の突き上げ窓の格子窓からは「との二門」付近を攻撃可能です。 

「との一門」と「との二門」の間の桝形

「との一門」を抜けると右に曲がって石段の下に「との二門」があり、「との二門」とのあいだが桝形虎口となっています。

2つの城門と土塀に囲まれた、現存する唯一の桝形虎口だそうです。

この場所で、敵陣は袋のネズミ状態で攻撃を受けることになります。 

高麗門の「との二門」です。

低く小さな屋根からは見晴らしがよく、「トの櫓」からの攻撃がしやすいようになっています。 

「との二門」を抜けると突き当り、左に曲がると急な斜面の坂虎口となっていて、坂を上ってくる敵を上から攻撃しやすくしています。 

長壁神社趾

搦手道の途中の姫山に、昔から鎮座する由緒ある地主神を祀っていた長壁神社趾があります。

現在は姫路城天守の6階に祀られていますよ。 

天守6階にある長壁(刑部 おさかべ)神社

「との四門」(高麗門)内側

「との四門」

「との四門」は、姫路城搦手登城口です。 

搦手の入口であった喜斎門の石垣

おそらく石垣の上の土塀には狭間が設けられていたと思われます。

そこにいち早く駆け上がるために造られている、左右に上る石段です。

右側の石段が分かりにくいですね。 

(写真は筆者撮影) 

姫路城は、結構部分的に順次特別公開をしているので、新聞記事などを見逃さないようにしないといけません。

今回は、櫓は「トの櫓」だけでしたが、搦手周辺を楽しむことができました。搦手周辺の防御力の高さには驚きました。本当に姫路城は凄い。

【参考文献】 

世界遺産・国宝 姫路城―搦手周辺 特別公開パンフレット」、「姫路城パンフレット」、寺林峻編・北村泰生写真『姫路城遊歩ガイド』(神戸新聞総合出版センター 1994年5月10日第2刷発行)他 

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