
新年 あけましておめでとうございます。
今年もどうかよろしくお願いいたします。
2020年春から昨年までの約5年間で、「気ままにぶらっと城跡へ」で探訪した28城を含めて合計175の城の紹介と築城家、城郭用語、城の雑学と鉄道など、城の周辺のことを含めさまざまな面から233本の記事を書きました。
1記事でも読んでくださった皆様、心から御礼申し上げます。
ありがとうございました。
今年は、投稿頻度を少々抑え、随時にのんびりと城や周辺のことを交えてご紹介していければと思っています。
さて、今年のはじまりは、私が好きな城と温泉と鉄道の紹介です。
8つの場所で、お城+電車+温泉のおすすめセットを書いてみました。
退職後、毎日が日曜日の私は、財政的に余裕ができれば、好きな鉄道に乗って城を攻城し、夜は温泉旅館でゆったりと温泉と酒と料理を楽しみたいと思っています。(お金は増えず、どんどんなくなるばかりやと娘は思いますけどね。)
この先、いつまで続くかわかりませんが、いましばらくお付き合いの程よろしくお願いいたします。
なお、交通費も記載していますが、いずれも2025年1月現在のものです。
お出かけ前には公式サイトなどで確認されますよう、お願いいたします。
- ①大阪府 大阪城(日本100名城第54番)
- ②青森県 弘前城(日本100名城第4番)
- ③福島県 会津若松城(日本100名城第12番)
- ④長野県 上田城(日本100名城第27番)
- ⑤神奈川県 小田原城(日本100名城第23番)
- ⑥島根県 松江城(日本100名城第64番)
- ⑦愛媛県 松山城(日本100名城第81番)
- ⑧長崎県 島原城(日本100名城第91番)
①大阪府 大阪城(日本100名城第54番)

2025年の最初に紹介する城+電車+温泉は、私の地元の「太閤さんの大坂城」と「太閤さんがこよなく愛したと伝わる有馬温泉」と「ローカル鉄道神戸電鉄」です。
現在の大阪城は、徳川大坂城の天守台の上に、昭和6年(1931)に市民の寄付によって再建された天守です。
豊臣大坂城天守、徳川大坂城天守につづく3代目の天守で、大阪大空襲にも耐えた大阪のシンボルですよ。
大阪城の探訪を終えたら、天守の裏側にある山里丸から極楽橋を渡り、JRの大阪城公園駅に向かいましょう。
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大阪から日本三名泉・三古泉に選ばれている有馬温泉にはいろんな行き方がありますが、ここではJRで大阪駅、福知山線の三田駅を経由して神戸電鉄で有馬温泉に行くルートを紹介しましょう。
大阪城公園駅⇒環状線⇒大阪駅で福知山線の篠山方面に向かう列車に乗り換えます。
宝塚を過ぎて少し武田尾の渓谷を楽しんだら三田駅到着(860円)。
ここで有馬温泉行に乗り換え、4分ほどで有馬温泉駅(510円)に到着します。
有馬温泉のホテルや旅館の多くは高額料金ですが、リーズナブルな宿もありますし、日帰り温泉もありますよ。
翌日は、ゆっくり温泉街観光をするもよし、終わって六甲有馬ロープウェーで六甲山観光に行くとか、神戸電鉄で神戸に出て神戸観光するもよしです。
▼有馬温泉について、詳しくはこちらからどうぞ。

②青森県 弘前城(日本100名城第4番)

本州最北の名城である弘前城は、東北だけでなく、東日本で唯一現存する天守です。
弘前城はさくら名所100選に選ばれていますので、桜の季節に訪れることが出来れば最高ですね。
桜の美しさには圧倒されますよ。
「弘前桜まつり」は、だいたい4月の下旬の金曜日から5月のゴールデンウイークに開催されます。
訪問前に日程をご確認くださいね。
ちなみに、2024年は4月19日(金)~5月5日(日)の開催でした。
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大鰐温泉には、JRでももちろん行けますが、ここはローカル線の弘南鉄道の大鰐線に乗りたいと思います。
35分ほどで到着します。
温まりましょう~!
▼大鰐温泉について、詳しくはこちらからどうぞ。

③福島県 会津若松城(日本100名城第12番)

東北屈指の名城であり、堅城として有名な会津若松城です。
天正18年(1590)に入封した秀吉の家臣・蒲生氏郷(うじさと)が、92万石の大名に相応しい近世城郭に大改修しました。
現在の天守は、昭和40年(1965)に鉄筋コンクリート造りで復元されたものです。
会津若松城はさくら名所100選に選ばれている城ですので、是非桜の季節に探訪してください。
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会津若松城をゆっくり楽しんだ後は、会津鉄道に乗って湯野上(ゆのかみ)温泉に向かいます。
会津鉄道は西若松駅が始発駅ですが、列車は会津若松駅から出ています。
約40分で湯野上温泉駅(1,050円)につきますよ。
湯野上温泉駅は、国内唯一の珍しいかやぶき屋根の駅舎です。
江戸時代から栄えた湯野山温泉は、大川沿いに素朴な宿があり、野趣あふれる無料の混浴露天風呂もあるそうです。
翌日は、巨大こけしがホームで出迎えてくれる隣の塔のへつり駅で下車し、国指定天然記念物の奇岩「塔のへつり」を観光、その後、野岩(やがん)鉄道、東武鉄道を乗りついで浅草まで、ゆっくり鉄道の旅を楽しみましょう。
ただ、浅草までは時間がかかりますので、会津田島で特急に乗り換えてもOKです。
それでも乗り換えでの待ち時間があったりして、約4時間弱かかります。
関西在住の私は、浅草駅周辺のビジネスホテルを取って1泊し、駅近くの「神谷バー」で名物の「電気ブラウン」というウイスキー(?)を楽しみました。
よい思い出です。
▼湯野上温泉について、詳しくはこちらからどうぞ。

④長野県 上田城(日本100名城第27番)

上田城は真田家ゆかりの城で、徳川軍の攻撃を二度までも退けた堅城として有名ですね。
復元された東虎口櫓門、それと仙石忠政によって江戸時代初期に再建築城された北櫓、南櫓、西櫓が遺構として残っています。
本丸には、当時7つの二重隅櫓や櫓門は建造されましたが、なぜか天守や御殿が建造されることがなかった特異な城郭です。
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上田城の探訪が終われば、近くのしなの鉄道上田駅から上田電鉄別所線で別所(べっしょ)温泉に向かいましょう。
別所温泉駅まで約30分、料金は590円です。

信州最古の温泉では、外湯巡りが出来ます。
無料の「足湯大湯薬師の湯」もありますよ。
3カ所ある外湯はどこも営業時間が6時から22時で、入浴料は150円です。
【大湯】と【大師湯】、そして真田幸村公隠し湯で知られている【石湯】の三カ所ですね。
外湯の入口脇には、どこも飲泉所がありますが、硫黄のにおいがかなりきついですので、いきなり飲まないことをおすすめします。

▼別所温泉について、詳しくはこちらからどうぞ。
外湯巡りのあとは、有名な北向観音堂に参拝しましょう。
この御堂は、珍しく北向きですが、それは長野の善光寺と向かい合うためだそうです。
⑤神奈川県 小田原城(日本100名城第23番)

難攻不落の北条氏の居城だった小田原城は秀吉によって開城されたあとに、徳川の譜代大名である大久保忠世(ただよ)・忠隣(ただちか)親子によって、近世城郭として整備されました。
現在の復元天守は昭和35年(1960)に再建されたものです。
そのほかに平櫓や住吉橋、銅(あかがね)櫓門などが再建されています。
小田原城はさくら名所100選に選ばれている城ですので、桜の季節の探訪がおすすめですよ。
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小田原城を攻城したあと、乗り鉄の私は二駅戻って国府津(こうず)駅に行きます。
熱海温泉に行くのですが、まっすぐ熱海には向かわず、明治22年(1889)2月に東海道本線の一部として開業した御殿場線に乗車するためです。
14時50分発の沼津行きに乗車。
16時14分沼津駅着、同22分発の熱海行きに乗車、同41分熱海駅着です。
小田原から熱海に直接行けば418円ですが、御殿場線の車窓からの景色を楽しめば、1,520円は高くないと思いますよ。
ローカル線ですが、古い駅舎や田園風景、遠くに富士山を眺めながらの列車の旅を楽しみます。
何よりも有名なのは山北駅周辺の桜並木です。
この景色を見るためにだけ御殿場線に乗るという鉄道ファンも多いと思います。


▼熱海温泉について、詳しくはこちらからどうぞ。
⑥島根県 松江城(日本100名城第64番)

松江城は、築城の名手である堀尾吉晴が慶長12年(1607)に築城しました。
山陰地方唯一の現存天守で、2015年に指定された一番新しい国宝天守です。
松江城天守は、同じ大きさの二重大入母屋造りの建物のうえに、三重の望楼部が載る桃山時代初期天守の特徴のある望楼型で、入り口のある付櫓を備えた複合式天守です。
五重六階で、天守は極めて実践重視の軍事的配慮の強い、堂々とした姿をみせていますよ。
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▼松江しんじ湖温泉について、詳しくはこちらからどうぞ。
松江しんじ湖温泉で宍道湖七珍料理を楽しんだ翌日は、足を延ばして一畑電車(いちばた)電車で出雲大社に参拝しましょう。
宍道湖の北側をぐるっと巡る一畑電車の車窓を楽しんでください。
川跡駅で乗り換え、カラーグラスが駅舎正面に嵌め込まれたおしゃれな出雲大社前駅で下車。
参拝のあと、出雲名物割子そばを堪能して岐路につくコースがおすすめです。
帰りは、旧大社駅舎を見学もよいですね。
御殿風の立派な駅舎で、内部も当時のままの姿で保存されている、レトロな駅舎ですよ。


⑦愛媛県 松山城(日本100名城第81番)

勝山山頂に連立式天守のある本丸、麓に二の丸、三の丸を設けた平山城の松山城は、私が大好きな城郭です。
何度探訪したことでしょうか。
関ヶ原の戦いの戦功で伊予を与えられた加藤喜明(よしあき)が築城しました。
天守曲輪の建物の多くは数回にわたり火災で焼失したのですが、現存天守は嘉永5年(1852)に再建されたものです。
山頂にはもちろん歩いていけますが、城山ロープウエイだと2分、山頂駅から徒歩約10分で到着します。
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城山ロープウェイ登山口から大街道に戻り、伊予鉄大街道駅から路面電車で道後温泉に向かいます。
タイミングが良ければ、坊っちゃん列車に乗ってみてくださいね。
坊っちゃん列車は予約なしで大街道駅から道後温泉駅まで乗車できます(1,300円)。
乗車券は乗車時に乗務員から購入するシステムです。

日本三古湯のひとつである道後温泉には、もちろんホテルや温泉旅館はたくさんあります。
私はいつも大街道の周辺のビジネスホテルに泊まり、居酒屋で軽く飲んでから、9時頃に日本最古といわれる道後温泉本館や別館飛鳥乃湯泉に入湯します。
入浴後はまた、近くの店でゆっくり地ビールを楽しみます。飲みすぎや親父。
ちなみに、本館は公衆浴場で初めて国の重要文化財に指定された建造物ですよ。
令和6年7月11日に約5年半かけた保存修理がようやく終了、通常営業となりました。
本館の「神の湯階下」の入湯料は大人700円、別館の飛鳥乃湯泉は大人610円です。
▼道後温泉について、詳しくはこちらからどうぞ。
⑧長崎県 島原城(日本100名城第91番)

元和4年(1618)に築城が開始された、島原城です。
九州外様大名の牽制とキリシタン対策のために移封された松倉重政の島原城は、「一国一城令」のあと特別に許された築城でした。
松倉重政は、わずか4万石の大名でした。
しかし自分に課せられた役割の重要性のためか、領民に権威を振りかざし過酷な犠牲を強いて、豪壮な島原城を築城しました。
それが島原・天草の乱の原因となったといわれています。
昭和35年(1970)年に西三重櫓を再建、それ以後天守、巽(たつみ)櫓、丑寅(うしとら)三重櫓が順次再建されました。
再建された島原城天守は、破風などの飾りの全くない典型的な層塔型独立天守です。
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島原鉄道はかつて加津佐まで走っていたのですが、平成3年(1991)の雲仙普賢岳の噴火によって、一部区間で不通となりました。
平成20年(2008)には、残念なことに島原外港―加津佐間が廃止されました。
私は、廃止される3月に原城址探訪を兼ねて乗車しました。

雲仙温泉へは、島原駅前から島原鉄道バスで約50分、温泉の中心地にある別所口バス停か雲仙バス停で下車です(850円)。
雲仙は日本初の国立公園で「九州の軽井沢」いわれ、戦前には外国人が避暑に利用した温泉としても有名だそうです。

帰りは、島原駅に帰る方法と、まっすぐJR諫早駅に行くバスもあります。
雲仙バス停から約1時間半でJR諫早駅前(1,400円)に行けますので、長崎など次の観光を考えている人は、その方が良いのではないでしょうか。
しかし、乗り鉄の私は島原駅に戻り、たくさんの黄色いハンカチがホームに飾られている「大三東駅」や海の見える「古部駅」、教会をモチーフにした駅舎のある「愛野駅」などをゆっくり見ながら(できれば途中下車して)諫早駅に向かいたいと思います。
▼雲仙温泉について、詳しくはこちらからどうぞ。
今年が皆様にとって幸多い一年になりますように!
【参考文献】
公益財団法人日本城郭協会監修『日本100名城公式ガイドブック』(学習研究社 2007年7月3日第1刷発行)、西ヶ谷恭弘編『国別 城郭・陣屋・要害・台場事典』(東京堂出版 2002年㋆15日初版発行)、今尾恵介監修『鉄道手帳 西日本編・東日本編』(東京書籍 2009年9月1日 第1刷発行)他
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